メタリック感のあるピンクの濃淡が面ごとに切り替わった配色―。こんなユニークな機械が実機として存在していたら、きっと大きな注目を集めるでしょう。
特に、建設業に馴染みの薄い、女性からも大きく注目されることと思います。
こんな機械は存在するのでしょうか??
ピンクのアスタコの正体は後に明かしますが、まず、アスタコとはこんな機械です。
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メタリックピンクの双腕仕様機アスタコNEO、その正体は???
アスタコとは、油圧ショベルに腕が2本ついている建設機械で、日立建機が製造。
腕は、主腕と副腕に分かれ、主にカッターやフォークなどを取り付けて使用します。
これ1台でショベル2台分のアタッチメントが使えますが、オペレーターはもちろん一人。
建設機械の展示会などでよくその姿を見ることが出来ます。
運が良ければ操作もさせてもらえる事も。
操作をしてみると、意外と簡単なんです。
手の動きに近い動きをするように作られているので、まるでロボットを操作しているかのようで、ワクワクを感じずにはいられません。
災害救助の現場や、解体現場などで活躍しているようです。
さて、話題をピンクのアスタコに戻しましょう。
実は、このピンクのアスタコは実在している物ではなく、プラモデルなんです。
実機をもとに忠実に再現されたアスタコNEOの1/35スケールのプラモデル。
昨年11月にプラモデルメーカー「ハセガワ」が発売したプラモデルを、プロモデラーである「オオゴシ*トモエ」さんが仕上げた作品です。
えっ、プロモデラー??なにそれ?
という声が聞こえてきそうですね。
「プロモデラー」とは、模型専門誌などからの依頼で、プラモデル製品の作例を仕上げる事を仕事にしている、いわば「プラモデルの達人」です。
中でもオオゴシさんは、女性のプロモデラーとして先駆的な存在で、男性が多いプロモデラーの中にあって、女性らしい発想で作品を仕上げる”モケジョ(模型女子)”なのです。
このピンクのアスタコは、一旦バラし、面ごとにピンクの濃淡を切り替え、プラモデル用塗料を使ってエアブラシで着色。それを再び仮組みして、全体の様子を確かめながらまたバラし・・・これを何度も繰り返したそう。
オオゴシさん曰く、「ピンクの濃淡は数種の塗料から混色・調色して自分好みの色を作り、また一部をメタリックカラーやパールカラーに仕上げてあります。ラインストーンのポイント使いでオシャレ感も出してみました」「あれこれ試行錯誤しながらも、すごく楽しく作らさせてもらいました。ぜひ商品化をお願いします!」
※日立建機情報誌「TIERRA」より抜粋
建設機械を会社カラーに塗装する会社は世の中に多くありますが、このカラーリングの建機は世界中を探しても見つからないでしょうね。
さすが女性目線。力強い建機がとてもかわいく見えます。
こんな建機が身近にあったら、建設機械に興味がない人からも大注目を集める事間違いなし!
皆様も素敵な塗装にチャレンジしてみては如何でしょうか?
【オリンピックイヤーに油圧ショベルを金に塗るか真剣に悩んでいる中島でした。】
追伸:「いろいろ建機」トップページの写真は、メーカーさんから頂いた写真と、実際に撮影した写真とを使用しているのですが、この中に「プラモデルを撮影した写真」が紛れています。分かりますか??
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