住友建機が新しく開発した油圧ショベル。従来よりも二酸化炭素(CO2)と燃費を15%低減させた「アクティブ ハイブリッドショベル」名前がもうかっこいいですね。
2007年度には、建機で初めて経済産業省主催の「省エネ大賞」を受賞するなど高い環境性能が評価されていて今の時代にあった建機の登場です。
排ガス規制が世界的に強まる中で、今後は油圧と電動モーターを融合させたハイブリッドショベルの需要が増えるとみられ、さらに燃費性能を向上させた開発に力を入れている。
顧客に喜ばれるのは、燃費性能が良い建機。住友建機は、03年からハイブリッドショベルの開発に乗り出しています。
同社のハイブリッドショベルは、環境に優しく、油圧ショベルを超えるパワーを持っているのが大きな特徴。
エンジンに加え、油圧ポンプ、大型アシストモーター、インバーター&コンバーター、蓄電装置で構成され、作業時のエネルギーを制御する仕組み。
建機の動作のうち、旋回が7割を占める。住友建機は、そこに目を付け、建機の中に電動旋回装置を搭載した。
旋回を減速するときに発生するエネルギーと大型アシストモーターからの電気エネルギーを蓄電池に充電。
旋回を加速するときに、蓄えた電気エネルギーを使うことで、スピーディーでスムーズな旋回動作と大幅な燃費低減を実現させた。
また、効率良く、電動モーターを稼働させることで、排ガスを削減する。
地球温暖化ストップですね。
シロクマさんにも優しい建設機械です。
土をかきこむパワーも拡大
燃費低減などのメリットはあるけど、油圧ショベルよりもパワーが出ない点がデメリット。
そこで、住友建機は、ショベル部分の大きさを0.8立方メートルから0.9立方メートルに拡大させることで、土をかきこむパワーを高めた。
そして、もう一つの課題は、従来の油圧ショベルより、価格が約1.5倍高い点。
現在、同社全体の建機のうち、ハイブリッドの占める割合は、まだ1~2割程度。
ただ、同社では価格面を踏まえ、油圧ショベルからハイブリッドショベルに全体の半分まで置き換わるとは考えていない。
あくまで同社の燃費を向上させる技術をアピールするフラッグシップモデルと位置づけているとのこと。
住友建機、ハイブリッドショベル 油圧と電動モーターを融合
色も従来の黄色ではなく、赤とシルバーに。
なんか、工事現場のイメージが明るくなっていいですね。
性能の高さを証明するため、省エネやデザインなどを評価する賞に応募し、実際に多くの賞を獲得。
今後は各国の排ガス規制に合わせ、さらに環境や燃費性能が向上するハイブリッドショベルを開発していくとのことです。
地球にやさしい物作りですね。