重機を中古市場で高く売るためのコツ


建設機械はとても資産価値が高い商品です。
売れないと思っていた使い古した重機が、想像以上に高く売却されることも珍しいことではありません。

重機を中古として初めて売却される方や、売却の経験の少ない方、高値がつかなかった経験をした方は是非この記事を参考にして、中古重機売買の役に立てて頂ければと思います。

さて、重機は、古くなってもなぜ売却できるのでしょうか。

一言でいえば、需要があるからです。

重機を新車として購入しようと思うと、大きなお金が必要となります。数百万から、場合によっては1億を超えることも珍しくありません。
一方で、購入した後、自動車のように毎日使うかと言えば、そうではありません。
たとえば、20トンクラスの油圧ショベルを購入したとしても、現場で必要なショベルが7トンクラスであれば、20トンクラスの油圧ショベルを使うことはなく、機械が遊んでしまいます。

そこで中古重機の出番です。

中古であれば購入代金が新車に比べて割安です。
もちろん、新車と比べると故障リスクが伴いますが、そのリスクが許容値内であれば、断然中古で購入した方がお得になります。

それは海外においても同じ事。
発展途上国では、新車を購入することは容易ではありません。
(もちろん新車をガンガン購入する会社もたくさんあります)

程度の良い割高な中古重機を購入することも容易ではないんです。

多少古くても動いてさえくれればいい。メンテナンスだって日本で行うより安く出来る。
道のないところに道路を作る。川を渡れない場所に橋を架ける。
そのために重機が必要となるのです。古い重機であっても、動きさえすれば道路が作れるのです。橋が架けれるのです。そして街が作れるのです。

日本製の重機は品質においては世界最高レベルです。
多少古くても日本製が欲しい。日本製なら安心だ。日本製の重機に乗ることが誇りだ。そんな国は数多く存在します。

海外では日本で中古となった重機の需要があるから、高く売却することも可能となります。
そしてMade in Japanの部分に付加価値がつくのです。
 
 


前置きが長くなりましたが、いよいよ高く売るためのコツを何点か記述していきます。

1.複数社に査定依頼を出す

中古重機買取業者は多く存在します。
各社によって販路が違い、中古買取業者の売却先次第で価格が異なってきます。
その買取業者が欲しいと思っていた重機が出てきた場合には高値がつくことがあります。

「いろいろ建機」に販売店登録している販売店の大多数が買取も行っています。
いろいろ建機に登録している販売店のホームページや在庫商品などをみて、お気に入りの会社に買取依頼をしてみましょう。

その際には、写真のように、メールを利用すると便利です。
買い取ってほしい重機の分かる限りの情報を入力し、買取業者にメールを送ってください。

早ければ当日中、遅くとも1週間程度で買取金額の連絡が来ますので、希望価格に達したなら必要な手続きを行ってください。



2.希望金額に達しない場合、数か月様子を見てみる

中古建機市場は、相場の波があります。
相場が高い時期もあれば、低い時期もあります。
その重機を買いたい人がたまたまいないタイミングだった、という可能性もあります。

中古建機市場は、海外情勢に影響を受けやすく、世界経済が上向いている時は高く売却できたり、中国などの大国の先行きに不透明感が出てくると相場が下がってきたりします。

数ヶ月待つことで、相場が回復することもあれば、相場がさらに下がることもありますが、希望金額に達しないのであれば、売却のタイミングを見直す事も選択肢の一つとしてありではないでしょうか。


3.整備や塗装をおこない、付加価値をつける

重機は長年使用すると、塗装が剥がれて、古く見えてしまいます。
外観がよくないが、状態はよい。そんな重機も写真だけの判定では、実際の価値より安く見積もられたりします。

整備や塗装をすることで次のオーナーに安心感を持たす事もできます。
長年大事に使ってきた重機であれば、整備をしてから送り出してあげる事もありだと思います。

ただし、海外からは整備・塗装した重機が人気というわけではなく、ありのままの姿で欲しいという声も多くありますので、注意をしてください。
 
 


4.「いろいろ建機」に掲載してみる

いろいろ建機には、簡単に掲載を行う事が出来ます。
販売店登録を行い、専用IDとパスワードでログインし、機械情報を入力して写真をアップロードする、という作業で掲載を行うことができます。

中古重機掲載や、販売店登録に費用がかかるのでは、売れなかった時のリスクが発生しますが、「いろいろ建機」は完全無料です。

掲載をしておくことで、中古重機を探しに来た人の希望とマッチする重機だった場合、売却を出来る可能性が高くなります。
もちろん、成約しても手数料を頂くことはありません。

売主と買主の間に仲介業者が1社入れば、その分いくらかのマージンがかかります。
売主と買主の直接売買であれば、マージンは発生しません。その分高く売却することも可能です。

ただし、売主と買主の間のトラブルがあっても誰も補償することが出来ませんので、トラブルを避けたいのであれば「いろいろ建機」に登録している中古重機買取業者に売却することをお勧めします。
 
 

このように、中古重機売買にも色んなコツがあります。
ここで取り上げたことは一例であり、まだまだコツがあるのかもしれません。

サイト運営者として、このサイトを通じて中古重機売買市場が活性化するのであれば、こんなに嬉しいことはありません。